自治体の環境への取り組み【東大和市】

更新:2025年9月10日

自治体の環境への取り組みについて地域性も併せてみていきましょう。第9弾といたしまして、東京都東大和市にスポットを当ててみます。

基本情報

市の面積は約15平方キロメートルで、人口は約8万人。住宅地が中心ですが、公園や緑地も点在し、住環境の快適さに定評があります。人口密度は東京都内では中程度で、暮らしやすい都市として知られます。

地理・位置

東大和市は東京都多摩地域の北西部に位置し、周囲を立川市、武蔵村山市、東村山市などに囲まれています。

緑地や小規模な河川も多く、都心へのアクセスが良好で、自然と都市利便性が調和した地域です。

歴史・文化

江戸時代には農村として発展し、昭和時代に市制が施行されました。地域には古い神社や歴史的建造物も点在し、伝統行事や祭りを通じて地域文化が今も受け継がれています。

自然・公園

玉川上水沿いや都立狭山自然公園など自然が豊かで、散策やレクリエーションが楽しめます。

市民の健康づくりや交流の場として、公園や緑地の整備に力を入れています。

産業・経済

商業施設やサービス業が中心で、地域経済を支えています。中小企業や商店街も活発で、地元産品の販売やイベントを通じた地域活性化が進められています。

ごみ減量への取り組み

1.フードシェアリングサービス「東大和タベスケ」
売れ残り食品を市内の協力店が出品し、市民が購入することで食品ロスを削減。アプリやウェブで手軽に利用できます。

2.アルミ付き紙パックの回収
日本テトラパックと連携し、市役所に専用回収ボックスを設置。リサイクルが難しいとされていたアルミ付き紙パックを資源として再利用しています。

3.ペットボトルの自動回収機設置
セブン-イレブンと協力し、市内全15店舗に自動回収機を設置。投入ごとに電子マネー「nanaco」ポイントが付与され、回収されたペットボトルは再リサイクルされます。

4.生ごみの堆肥化
支援生ごみの水切りやコンポスト化を推進。市民にたい肥化容器の無料貸出や購入費補助を行い、家庭でのごみ減量を支援しています。

5.廃食用油の回収
家庭で使用した食用油を回収し、バイオディーゼル燃料などに再利用。環境負荷の低減と資源の有効活用を図っています。

まとめ

東大和市は東京都の多摩地域に位置する市で、都心から約25kmにあり、住宅地と自然が調和するまちです。

多摩湖や緑地公園など豊かな自然環境があり、子育て世代や高齢者にも住みやすい街づくりが進められています。

市内には公共施設や商業施設が整い、地域コミュニティや文化活動も活発で、交通アクセスも良好です。都市機能と自然環境のバランスが魅力の都市です。