ごみをカラスに荒らされて困っている人へ。理由と対策一覧をご紹介

更新:2020年7月3日

街中でごみが散乱しているのをよく見かけませんか。雑食性であるカラスが好むエサが、人間が出す生ごみによって豊富に得られるからです。
インターネットで「ごみ、カラス」と検索するといろいろな自治体が情報を掲載しています。

そこで今回はきれいな街であり続けるため、「カラスにごみを荒らされない」ためには、どうすればよいかをご紹介いたします。

 

なぜごみにカラスが荒らされてしまうのか

環境省の2001年発行の資料によると、増えた原因、増やされた要因として4つ記載されています。

(1)都会でハシブトガラスが増えた大きな原因は、食べ物となる生ごみが豊富にあることによると考えられます。
(2)ハシブトガラスにとっては、森林の中で木にとまって地上にある食べ物を得ることと、電柱にとまってごみ集積所に出された生ごみを食べるということはわずかな行動の変化で順応できる程度の違いだったと考えられます。
(3)栄養価の高い生ごみを食べ物にすることにより、繁殖率が高まり、雛をたくさん巣立たせることができました。
(4)人のそばにある生ごみを得ることにより、人を怖がらなくなり、巣作りもより人の近くでするようになりました。

「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」の目次構成及びポイント(抜粋)

 

カラスによるごみ被害を防止するためには

各地方行政でもカラスによるごみ荒らしの対策を強めています。たとえば兵庫県尼崎市では、下記の5つの方法を呼びかけています。

方法1 生ごみを減らす工夫をする

 ・生ごみは、カラスにとって「エサ」になります。

 ・次のような工夫をして生ごみを減らすようにしましょう。

方法2 ごみを出す時間を守る

 ・きれいな環境を維持するためにも、指定された収集日の当日、朝8時までに出してください。

方法3 防鳥ネットを使用する

 ・防鳥ネットの使用は、カラスを近づけない効果的な方法です。

方法4 ごみ箱に入れる、ごみの周りをおおう

 ・ごみ箱に入れたり、ごみの周りを板などで囲うと、カラスがつつけなくなり、効果的です。

方法5 生ごみが見えないように包んで袋の中に入れる

 ・生ごみは、外から見えないようにビニール袋などで包み、できるだけ袋の真ん中に入れるなどすると、効果があるようです。

ごみの出し方の工夫(カラス対策)

となっています。
防鳥ネット以外は、昔から言われている基本的なことです。やはり、何事も基本が大切ということですね。皆さんは、実行できていましたか。

 

生ごみを減らそう!

野菜から出るごみは生ごみの約3割を占めていると言われています。野菜は、買い物や下ごしらえ、調理の工夫で、出るごみをぐんと減らすことができます。その方法を見ていきましょう。

  1. 買い物で食べきれる量を買う
    何よりももったいないのは、食べ残して傷んでしまった野菜を捨てることです。買い物のときは、お得なまとめ買いもほどほどに。献立の予定と野菜の日持ちを考えて、家族で食べきれる量を買いましょう。バラ売りや量り売りを利用すれば、適量を買うことができます。
  2. 下ごしらえで可食部をできるだけゲット
    トマトは包丁の先でヘタのまわりだけをぐるりとえぐるようにカットすればOKです。
    玉ねぎも薄皮をすべてむいてから頭と根元を切ると、ギリギリのところまで食べられます。
    いも類やにんじんなどの皮も、なるべく薄くむくように。
  3. 調理で丸ごと使い切る
    捨ててしまいがちな大根やにんじんの葉、キャベツやレタスの外葉なども、ゆでたり炒めたりして加熱すればおいしく食べられます。ねぎの青い部分やセロリの葉などは、料理の青みや風味付けにハーブとして使えます。しかもこれらの部分は栄養価も高いので、ぜひ有効活用を。
  4. リサイクルメニューで残り野菜で在庫一掃
    週に1度は残り野菜をチェックして“在庫一掃デー”に。献立の工夫でおいしく食べきりましょう。簡単でおすすめなのは、野菜炒めやスープです。ありったけの野菜をざくざく切って、あとは炒めだれやスープの味付けでバリエーションを楽しみましょう。

生ごみの減量には毎日の心がけが大切。貴重な資源である食料をむだにせず、有効活用するように生活していきましょう。

 

防鳥ネットを使用してみよう

ごみ袋を破られて中身のごみを撒き散らされると、掃除も大変。次に、それを防ぐおすすめの防鳥ネットを3つ紹介します。

【J Covers】カラスよけ ゴミネット
ネットの周囲におもりロープが入っているタイプ。さらに、ロープは長めに取られているので、スソ部分をしぼったり周囲にくくり付けたりできるので、賢いカラスからごみを守るのに最適です。

【ミツギロン】カラス博士の ゴミネット小
まず黄色いネットがゴミをカラスの視界を防ぎます。しかもゴミの上から被せるだけなので簡単で便利です。あと実は黄色いネットは黒の網が練りこまれています。

【Skycabin】ゴミ袋カラスネット
カラスの視界では見えにくいイエローネットを用いており防鳥対策がバッチリ。しかも紫外線に強いポリエチレンを採用。さらにゴミ袋の上から被せるだけの簡単ネットなのに鉛製おもり入りロープ付きネット。

一般的にくちばしが通らない、4mmくらいの網目サイズが効果的と言われています。金額は概ね3千円前後のようです。

 

ごみボックスを購入する

防鳥ネットよりしっかりガードして、手軽に使えるおすすめのごみボックスを3つ紹介します。

【ベルソス】ゴミ出し番長カラスルー
約1kg軽量コンパクトで折り畳み収納。ワンタッチでパット開いて即設置、強風時吹き飛ばされを防ぐひも装着可能(別売)。45リットルごみ袋をぎゅっとつめれば2個入ります。

【楽天】折りたたみ式ゴミ収集ボックス
家庭用カラスよけネットとして、玄関先に出したごみをカラスや野良猫などから守り、ごみが散乱するのを防いでくれる大変便利なアイテムです。

【G-Place】たためる エコバッグ 50
軽くて、ワンタッチで広げて、たたむことができるのが便利です。45リットルのごみ袋が2つらくらく入ります。サイドにマジックテープが付いているため、両脇からもカラスからも防げます。

「個別収集」を導入している自治体が増え、需要が高まっていまるようです。金額は概ね5千円前後のようです。

 

収集日の前日、または収集日以外にゴミを出すことは、違法となる!?

某TV局の朝のニュース番組を見ていた際に「収集日の前日、または収集日以外にごみを出すことは、違法となる」話題が出ていました。

集積所にごみを出す際のルールは各自治体によって定められていますが、なぜ、収集日「当日の朝」に出すのかというと、

  1. カラスや猫などの動物に荒らされ
  2. 資源ごみを勝手に持っていく回収業者がいる
  3. ごみに放火される危険性がある
  4. 悪臭などにより、近隣住民などに迷惑をかける

このようなことが起きる可能性があるため、収集日や時間が決められています。

では、なぜ、前日や収集日以外にごみを出すことが違法になるのでしょうか?

それは、ごみを出すことに関する法律があるからです。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」
この法律の中に「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」
簡単に言うと、「誰でも、自分勝手にゴミを出してはいけません。各地域のゴミ出しルールを守りましょう」ということになります。
ちなみに、この廃棄物処理法第16条を守らないと、不法投棄とみなされて、「5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金」に処せられる、と法律に明記されています。

定められたルールを守ることは、ごみの減量・分別・リサイクルなどに繋がる大事なマナーです。ルールを守ってごみを出すように心掛けましょう。

 

自分だけではなくみんなの困るごみのカラス対策!まとめ

ちょっとした工夫とルールの順守でカラス対策はできるものです。きれいな街で気持ちよく生活できるように、カラス対策はもちろん、ごみの減量・分別・リサイクルなど大事なマナーを守ってごみを出すように心掛けましょう。

まずは身近なところから取り組んでみましょう。