一人暮らしの上手なごみ処理の方法とは?

更新:2022年4月8日

一人暮らしをしている人にとって意外と大きな負担になるのがごみの処理です。 ごみの処理は生活をしていく上で定期的に必ずしなければいけないものですが、上手にごみの処理をするためにはどうすればいいのでしょうか?

そこで今回は、今回は一人暮らしのオススメなごみの処理方法をご紹介します。

目次

一人暮らしの生ごみの分別と処理の方法

一人暮らしのごみ_生ごみ

生ごみはしっかり対策すれば、快適に暮らせます。

生ごみの嫌な臭いの原因

生ごみの臭いは、「嫌気性微生物」が、生ごみを分解することで起こります。嫌気性微生物とは、酸素がなくても増殖する菌のことです。この菌が生ごみを分解すると、様々な有害物質が発生します。そして、この有害物質の発生こそが、臭いの原因となるのです。
嫌気性微生物は、以下の環境で、繁殖しやすくなっています。
・水分が多い場所
・温度が高い場所
・酸素濃度が低い場所
生ごみをこうした環境におけば、嫌気性微生物が繁殖し、生ごみの臭いが強くなります。逆に言えば、上記の環境を避ければ、生ごみの臭いの発生を抑えられます。

生ゴミの効果的な処分方法

7つの生ごみ対策をご紹介します。

冷凍保存しておく

嫌気性微生物は、温度が高い場所で繁殖します。
生ごみを冷凍しておけば、嫌気性微生物が繁殖しなくなるため、嫌な臭いの発生も抑えられます。冷凍の際には、臭いが他の食材に移らないよう、生ごみを二重にしたビニール袋に入れ、しっかり口を縛ってから冷凍庫に入れましょう。

その日のうちに処理

まず大前提として、生ごみは毎回、決められたごみの日に、ごみに出すようにしましょう。
量が少ないからといって、ごみに出さずに溜めておくと、それだけ菌が繁殖する期間が長くなり、臭いが発生しやすくなってしまいます。そのため少量でも、こまめにごみに出すことが重要です。

ほかの燃えるゴミと生ゴミは分ける

まず、ほかの燃えるごみと生ごみは別々に捨てることにしました。燃えるごみスペースと生ごみを捨てるスペースを分けておいて、捨てる直前にまとめています。
生ごみはビニール袋に入れて捨てても、やはり臭いや湿り気が避けられません。ほかの燃えるごみと一緒にしてしまうと、ごみ全体に臭いと水分が広がってしまいます。燃えるごみでも水分の少ないものなら、腐ることも無いし虫も湧きません。

シンクに生ゴミを放ったらかさない

一人暮らしのごみ_ごはん

シンクの三角コーナーや排水口には、生ごみを放ったらかしにしない。掃除は楽だしキッチンはずっと清潔だしで、この方法はメリットだらけです。
ただ、排水口に生ごみを流すと詰まってしまうので、ごみ受け用の袋は使いましょう。使った袋はすぐに回収して、2重のビニールに。排水口のごみ受けはその都度きれいに洗っておくと、ヌルヌルも防げてスッキリします。

新聞紙にくるんで捨てる

生ごみは、新聞紙にくるんで捨てるのが有効です。新聞紙にくるめば、紙が生ごみの水分を吸い取ってくれます。さらに、新聞紙のインクには消臭効果があるため、発生した臭いも吸い取ってくれます。
つまり新聞紙にくるめば、嫌気性微生物の繁殖と臭いを同時に抑えられるのです。生ごみを入れるごみ袋に、あらかじめ新聞紙を敷き詰めておくのもオススメです。

防臭のゴミ袋に入れる

生ごみの臭いを防ぐうえでは、防臭のごみ袋も有効です。防臭のごみ袋に生ごみを入れれば、袋を開けない限り、臭いが外に漏れるのを防げます。生ごみの防臭袋は、通販サイトなどでも購入可能です。「生ゴミ 防臭袋」で検索すれば、該当する商品がヒットするので、チェックしてみましょう。

重曹スプレーをかける

洗濯などに使われる重曹も、生ごみの臭い対策に向いています。重曹は消臭効果があるだけでなく、菌の繁殖を抑える効果もあります。
ごみ袋に生ごみを入れたら、重曹スプレーを吹きかけるだけです。重曹スプレーは、スーパーやネットショップなどで販売されています。100ccの水に小さじ1杯の重曹を混ぜることでも、重曹スプレーが作れます。

一人暮らしに適したごみ箱は?

一人暮らしのごみ_ごみ箱

初めての一人暮らし。買い揃えなければならないものが色々あるが、地味に悩むのが「ゴミ箱」の選び方です。

ごみ箱のサイズは?

一人暮らしの場合、1日に出るごみの量はそれほど多くないはず。家庭ごみの回収は自治体によって週に1~2回だが、多忙だと毎回捨てることができないこともあるだろう。そこで一人暮らしでは10L~40Lを目安に、自分の生活スタイルに合わせてごみ箱を選びましょう。

サイズ以外に注目すべき4つのポイント

当たり前ではありますが、一人暮らしではごみ箱の購入・メンテナンスは自分で行わなければならない。そのため実用的な面で、サイズ以外にも以下のようないくつかのポイントを押さえてごみ箱を選びましょう。

フタつきのごみ箱を選ぶ

自炊をする人はもちろん、自炊をしない人でも生ごみは少なからず出る。お惣菜の容器についた油汚れをきちんと流したとしても、やはり生ごみの臭いはするものだ。ごみの回収日まで部屋中に生ごみ臭が漂わないようにするためにも、フタつきのごみ箱を選びましょう。
ただし、フタつきのごみ箱は内側が汚れやすく、放置するとカビが生えてしまうため、定期的に汚れをチェックしてアルコールスプレーで消毒しよう。長年使っているものであれば、買い替えを検討しましょう。

掃除しやすいごみ箱を選ぶ

キッチンの生ごみ用・プラスチック用・空き缶用・サニタリーボックスなど汚れやすいごみ箱は、衛生管理がしやすいものにしてましょう。フタが外しやすい、凹凸が少ないといったごみ箱であれば、水洗いもしやすい。外見だけでなく、掃除の手間のことも考える必要があります。

分別できるごみ箱ならスッキリまとめられる

一人暮らしのキッチンはスペースが限られていることが多いものです。そのため、分別ごみに合わせて複数のごみ箱を設置することは難しいかもしれない。
そこで役に立つのが、省スペースでも分別できる縦型のごみ箱です。壁に沿わせて設置でき、生ごみ・ペットボトルや空き缶・プラスチックなどを分別して収納することが可能です。

その他機能性の高いごみ箱も検討しよう

自炊をする人は料理中に両手がふさがってしまうことが多いため、「足でペダルを踏むとフタが開く」というペダル式のごみ箱にしてみるのも良いでしょう。
また、週に一度ごみをまとめて捨てるという人には、キャスターがついているごみ箱をおすすめ。まとめたごみは大きくてかさばったり重くなったりするので、ごみ箱の下部にキャスターがついていると玄関まで移動させやすいです。

一人暮らしの上手なごみ処理の方法とは?まとめ

数あるごみの中でも、一番厄介な生ごみ。生ごみと上手く付き合えると、日々のごみ処理ストレスが一気に減ります。
ただ、あまり神経質になるのもそれはそれで疲れます。ごみ処理は今後もずっと続くことなので、なるべくシンプルで楽に続けていきましょう。